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Zoy Story

1988年9月1日、日本で最初の分譲マンションと言われる青山の同潤会アパートの一室から始まったZOYの旅。

地下には防空壕も残っていて昭和を感じさせる一方、原宿と青山通りの間に位置する一番お洒落なエリアでした。その当時鮮やかな色使いやアグレッシブなデザインが主流だったゴルフウェアからは想像もできない上品でシンプルなゴルフウェアの誕生でした。

1998年、天現寺交差点に位置するホワイトとブルーの爽やかな外観が特徴的な旧広尾店がオープンしました。NY のカフェをイメージしたモダンなインテリアのオープンカフェ ZOY escape cafe が併設されており、2000年の春にはドラマ『ビューティフルライフ』のロケ地にもなりました。

オープン当時、天現寺橋交差点はオープンカフェが2 軒並ぶだけの「夜お茶」スポットとして一部の人だけに知られた場所でしたが、後にゴルフウェアが立ち並びイタリアンレストランの集合するエリアへと変化を遂げました。

2006年、外苑西通り天現寺交差点の旧広尾店から程近い場所にオープンした現在の広尾店。

店舗デザインはニューヨーク近代美術館-MoMA-のインテリアデザインをした植木莞爾氏によるもので、ヨーロッパのミッドセンチュリー・モダンデザインを一つのモチーフとしています。自然と調和するウッディな外観や、店内でひときわ目立つイサム・ノグチの「AKARI シリーズ」の照明から放たれる柔らかな照明が穏やかで居心地の良い空間を演出しています。

広尾駅を中心に多数のゴルフショップが軒を連ねる通りは今ではゴルフストリートと呼ばれていますが、ZOY はその先駆け的な存在でした。

2009年、大阪発となる路面直営店、心斎橋店がオープンしました。場所は世界の一流ブランドの大型路面店が軒を連ねる御堂筋沿いから一歩中に入った 南船場・博労町。当時から流行に敏感な人たちに人気のエリアでした。

店舗デザインは広尾店同様ニューヨーク近代美術館 -MoMA- のインテリアデザインをした植木莞爾氏によるもので、こちらも「AKARI シリーズ」の照明が非常に印象的です。「優しいリゾート」をテーマに、自然な木々の色を生かした明るいリゾート空間を提案しており、店頭には天然の芝生が張られいて思わず素振りしたくなる環境です。

ゆっくりとショッピングを楽しめるソファースペースも設置されており存分にZOY の世界観を体感できる空間の誕生でした。